9月から日本でも単独の不活化ポリオワクチン(IPV)が定期接種となります

日本向けの検定やラベルなどのコストから、輸入する場合の値段に比較して結構高くなります

→もちろん”定期接種”できる対象(生後3ヶ月から90ヶ月)は全額払う必要はありません

輸入している場合、100本単位で行うと2,000円弱(薬剤費+輸入費用など)

これに診察・手技料・かかる費用を考えて5,000円前後での接種となります

→これから看護師さん・事務・家賃など支払い、税金で半分なくなることを考えると、、、、

予防接種よりは、一般の診察・保険診療のほうがいいかも!と思ってしまいます

さて、今回日本向けのIPVの価格(希望小売価格)が5,500円弱になるようです

この価格に、先の接種費用を上乗せするので定期接種以外で受ける場合には、約9,000円~1万円と予想されます

今まで、個人輸入で5,000円前後で接種できていた成人の場合

日本で認可されたIPVだと2倍近い料金となるわけです

→昭和50年~52年の成人はポリオに対する抗体価が低いため追加接種が必要です(1~2回)

この世代の成人の場合、個人輸入のIPV接種は”あり”だと思います(かかりつけの医師と相談の上)

また、生ポリオワクチン(OPV)の価格が安かったためIPVを導入する場合に、、、

→数千円の自費が必要とされるかも知れません(予算が不足するため)

沖縄の場合、ヒブ・肺炎球菌ワクチンは全額自治体が負担してくれてますが、

東京都の場合、区によっては数千円の自己負担があると聞いてます

(あの東京都が、、、、と少々驚きでした!)

IPVももしかすると、全額補助のでる自治体とそうでない自治体にわかれるかもしれません

沖縄でそうなったら大変でしょう!

沖縄では、日本脳炎の自己負担(1,000円)以外は全て無料なのですから、、、

行政に苦情が殺到するのでは!

ワクチン接種で入院や外来受診が減るため医療費削減効果は大きいのです

自治体の担当者の方々には、ぜひ自己負担無しで接種できるようにとお願いいたします(_ _;)

*沖縄の生ポリオワクチン集団接種予定日(春)*
5月27日、6月3日、6月10日、6月17日

クリニックでは、IPVの定期接種が行われるのを見届けるまで、新規・追加ともにOKなので

あせらずに、じっくり考えてから接種を行なってくださいピース







  


Posted by tochan at 12:15新しい予防接種