てぃーだブログ › ファミリークリニック小禄 公式ブログ › 16 沖縄で 麻しん(はしか) の発生~若い両親、成人が自分の母子手帳見るときの注意4月24日


沖縄県内の麻しん患者発生報告一覧(平成30年4月21日現在)(PDF:70KB)
県内の麻しん患者さんは70名 (1名はワクチン株に由来のため除外)
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現在の流行が、20-40代中心、職場や家族内感染が多いことから

20-40歳代のご両親・青年も母子手帳を確認して、MRワクチン接種を検討すると良いでしょう
(基本は2回接種)


自分の母子手帳を確認する際の注意、基本

2006年3月までは、麻しんワクチンと風しんワクチンを1回接種で終了でした(追加接種なし)
2006年4月からMRワクチン(麻しん+風しん2種混合)が使用できるようになり、1回で済むようになってます
また、より効果を高めるため、小学校就学前に2回目の追加接種が行われうようになりました

2008年から2012年の5年間、中1と高3にも2回目の定期接種として接種できる措置があったのですが、
沖縄の場合、この2回目の接種率が全国でも低いことが問題となってました(現在も低いまま)

麻しん(麻疹、はしか、Measles)
風しん(風疹、三日麻疹、Rubella)
MRワクチン(麻しんMeasles + 風しんRubella 2種混合ワクチン)

以前の母子手帳は、接種欄が少なく、小さいため、
結構慎重に探さないと、接種歴を見逃すことがあるので注意、
接種した記録がない、、、、とすることも慎重に
細~いワクチンのシールと読みにくい文字、年月日、一行だけ書かれてることもよくあります


麻しんに罹った、風しんに罹った、、、、と記録されてることがありますが、
診察だけでの診断は確実ではありません( 採血による抗体検査があればOK )
~麻しん(はしか)で入院した、2000年前後~なら確実だとしてもOKですが、、、、、



Posted by tochan at 12:18