14 沖縄で 麻しん(はしか) の発生~北部では患者追跡から予防接種強化へ
2018年4月18日(水)の新聞で、北部のある学校のクラスが学級閉鎖になったと報じられています
学級閉鎖だけでは不十分で、予防接種の有無確認、登校基準の確認、また患者さんの扱い方、、、、などには注意が必要です
学級閉鎖の判断は学校だけで行えるのですが、保健所や医師会などと協力して対応していく必要があります
(ときに、、、閉鎖的な対応がよく問題になるので)
北部では麻しんの発生が10件を超え、感染経路の追跡が困難となり、
今後はステージ3、予防接種の強化へと方針を変えています
保健所への麻しん遺伝子検査などの依頼を ” 行政検査 ” といいますが、
那覇市でも、単なる除外診断のために検査依頼は控えるように通知がありました
典型的な麻しん を疑う際に限定していただくように協力依頼、
検査結果が出るまで数日かかる状態となり、平時の麻しん疑い基準を見直す時期だと判断しています
4月18日の麻しん患者総数が65件、家族内、職場内、だけでなく院内感染も報告されるようになりました
発熱+発疹、があったら院内に入る前に一度確認の電話をする~が必要です
ただ、このような電話をすると診療出来ません、診れませんとか言われる場合があるから電話せずに直接行く、、、はやめましょう
そのようなときは遠慮せず保健所に申し出てください、かなり頼りになると思います
沖縄県内の麻しん患者発生報告一覧(平成30年4月18日現在)(PDF:67KB)