那覇市内の百日咳の報告、過去最多を最速で更新中
グラフは那覇市保健所から
百日咳(せき)が、過去最多を過去最速で更新しました
那覇市保健所より、市内の百日咳感染報告が過去最多を過去最速で更新と報告されています
(3種混合、4種混合、5種混合)ワクチンの予防効果・影響もあり、症状がはっきりしないことも多いのですが、
1-2週間以上のしつこい咳~しかも吐くくらいの咳、
顔真っ赤になるくらいの咳が連続する
(大人だと)肋骨を痛めるくらいの咳
発熱はあまりみられません
2025年の百日咳の流行の特徴は、10歳以上~が約7割、5-9歳が約2割、0-4歳が1割弱 といった割合です
~小学生以上で9割
しかも、ことしは治療薬としてよく用いられているマクロライド系抗生剤への耐性が問題となっています
~耐性が約7割、マクロライド感受性は3割程度しかない!!!
おそらく、海外からの旅行者の増加の影響でアジア各地域からの流入も要因の一つだともいわれています
乳幼児は現在百日咳ワクチンを含む4種混合、5種混合をまず、3回、その後約1年あけて1回接種しています
その後抗体は5-9歳で低下し、10歳で再度抗体上昇がみられます
~ワクチンもしていないのに、10歳から抗体が上昇するのは周囲からの百日咳への感染の影響のため
~~~~~~~~~~~
予防がまず一番です
抗体の一番下がる小学校入学前にDPT,3種混合接種(自費接種)
小学6年生のときにおこなう DT接種をDPT3種混合にする(自費接種)
~残念ながら、自己負担での接種となります
(金額は各医療機関でことなります、3種混合ワクチンを取り扱っていない医療機関もあります)
診断方法は、特徴的な臨床症状に加えて血液検査や鼻腔からの抗原検査・迅速検査、遺伝子検査・PCR検査などがあります
治療は本来ならマクロライド系抗生剤が優先なのですが、キノロン系の抗生剤、ST合剤、、、などが選択肢となります
関連記事