てぃーだブログ › ファミリークリニック小禄 公式ブログ › 予防接種(定期) › 新しい予防接種 › HPVワクチン 現在20歳の女性(大学2年生)は積極的呼びかけ中止世代 20210622


HPVワクチンの定期接種の対象者は、小学6年から高校1年生になった年度までとなってます

2013年4月に定期接種になりましたが、6月より積極的呼びかけは中止となりました

2013年に12才~小6だった場合、2021年(8年後)の現在大学2年生もしくは20才の女性は

「積極的呼びかけ中止」世代にあたります

積極的呼びかけ中止の影響で、日本ではHPVワクチン接種率は1%

カナダ83% イギリス82% オーストラリア80% イタリア67% アメリカ55% ドイツ31% フランス24%

一生のうち子宮頸がんになる人は1万人に132人

重すぎる当事者の判断、

接種後に症状が出た場合の治療体制の充実と対象者へのわかりやすい情報提供が必要

NHKニュースおはよう日本より(6月22日)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

積極的呼びかけ中止の影響で、2030年には日本のみHPVによる癌が約300%増加と予測されています

1990%E5%B9%B4%E3%81%8B%E3%82%892012%E5%B9%B4%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AEHPV%E3%81%AB%E8%B5%B7%E5%9B%A0%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%8C%E3%82%93%E7%99%BA%E7%94%9F%E7%8E%87%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83%E3%81%A82030%E5%B9%B4%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%81%AE%E4%BA%88%E6%B8%AC.pdf (PDF: 187.08KB)

今でも、「お知らせの案内は郵送しますが、接種を積極的に勧めるものではありません~~~」といった内容のようです

市町村によっては、高校1年生にのみ郵送し小6~中1の女子には郵送していないところもあります

~対象世代(小6から高1まで)であれば、市町村の案内なくても定期接種は可能です

また、積極的よびかけ中止世代~今の20才、大学2年相当~は救済措置はありません(今後の救済予定もありません)

この世代の場合、接種費用はすべて自費となっています



同じカテゴリー(予防接種(定期))の記事