最近、ウイルス性の気管支炎 RSウイルスによる細気管支炎などが流行しています
病気の初期には発熱のみ、解熱後喘鳴、、、というケースも有ります
発熱+咳こみといった場合、咳止めの薬剤をつかうこともありますが、
とくに0~2歳未満では注意が必要です
聴診で、胸に痰が溜まっているのに咳止めを使って無理に咳を止めると
当然痰が出しにくくなります
ときおり、咳止めを内服している乳児で
「咳込みはありますか?」と聞いても
「いえ、咳はありません、痰ゴロゴロしています」という場合があります
聴診してみると、
かなりの喘鳴と痰絡みの音が、、、
こんなに痰がたまっているのに、無理やり咳を止められては逆に悪化しやすくなります
最悪、痰づまり~時に無気肺も!
咳を止める薬剤を使うことはありますが、
なるべく短期間、病初期、痰絡みのゼロゼロがない場合など
自分でしっかり鼻がかめる2才~を目処に使うことはあります
(鼻がかめるならある程度痰もだせるだろうという目安)
あくまで対症療法、症状を和らげる程度
2歳未満、自分で鼻もかめない場合に
咳止め+鼻水を止める薬剤を使うことは
あまり良いことではありません
~痰が絡んでるのに咳をしない、鼻がたまってるのに出せないで苦しい~
保育園から「咳止め/鼻水止める薬で治療してもらってください」と言われるかもしれませんが
とくに0~2才未満の場合には注意する必要があります