てぃーだブログ › ファミリークリニック小禄 公式ブログ › 日々雑感 › ホームケア › 小児の「慢性便秘症」その2 たかが便秘と!? 14.08.14


離乳食が始まってから、2歳頃までの便秘は早めの対応が必要のようです

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Q 小児の便秘の頻度(先天性、他の疾患合併症はのぞく)

A 海外では0.7-29.6%、日本での統計はない

  家族に便秘の同胞がいることが多い


Q 便秘を発症しやすい時期は?

A 乳児における食事の移行期、トイレトレーニング期、学童期の通園通学時


Q 慢性(機能性)便秘の予後は?

A 成人期への以降例が少なくない、一旦治療に成功しても公立に再発、

  早期診断・治療により予後を改善できる

  最初の受診が2才以上だと予後が悪い→早期の受診・治療が必要

健常児の排便回数(海外での報告、日本でも同様の報告あり)

0-3ヶ月 母乳栄養 週5-40回、1日2.9回

0-3ヶ月 人工栄養 週5-28回、1日2.0回/日

6-12ヶ月 週5-28回 1日1.8回

1-3才   週4-21回 1日1.4回

3才以上 週3-14回 1日1.0回

母乳栄養児では1日平均3かい、人工栄養児では平均1日2回の排便を認める

母乳栄養児では授乳ごとに排便を認めることもあれば、7-10日に1回となることもある。

排便回数は、年齢、授乳方法、など周囲の影響を受ける。

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