てぃーだブログ › ファミリークリニック小禄 公式ブログ


2024年8月6日 神戸ではしかの感染確認 10歳未満の男の子 飲食店や商業施設など利用 市が注意呼びかけABCニュース

海外渡航歴あり、ワクチン接種歴がなかったようです

沖縄県の場合MR(はしか、風疹混合)ワクチン接種率が全国でも下位となってます

MRワクチン1期、2期は接種しておきましょう


沖縄でも最近では2018年に麻疹の流行がありました(海外からの持ち込み、成人、その1例目は中部病院)、過去記事より

2018年05月01日  沖縄で 麻しん(はしか) の発生~第一例目を診断した高山先生、21の質問 

2016年08月26日写真でおさらい、麻しん(はしか) の症状 16.08.26

ドラマERにでてくる子供の麻疹~母親がワクチンのデマ医療を信じてしまい子供にワクチンを接種せず麻疹に罹患してしまう~

ER 救急救命室 シーズン7 第14話 森の中の散歩 U-NEXT HuLuで視聴可能
大けいれんを起こし搬送されてきた4歳の保育児の治療にあたったカーターとチェンは、患者が“はしか”であることを突き止める。予防ワクチンを打っているなら、起こりえない症状なのだが!?
  


Posted by tochan at 12:06予防接種(定期)感染症
2024年8月7日の琉球新報 ドクターのゆんたくひんたくを参考に

(HPVワクチンの)定期接種の機会がなかった1997年4月2日から2008年4月1日生まれの女性に対して追加接種を行っており
3回接種で約10万円相当を無料(公費)で接種できます。

この機会は25年3月末で終了するため、3回接種を終了するためには24年9月末までに接種を開始する必要があります

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この追加接種ですが、沖縄県の接種率が全国でもかなり低いようです
AYA世代の女性の一番の死因がガンとなっています
ワクチンと検診で予防することができるガンなのでぜひ接種をご検討ください


  


Posted by tochan at 08:40予防接種(定期)
乳幼児のいわゆる カゼ、風邪 には多くの原因ウイルスがあります

そのため、はじめて保育園などの集団生活をはじめると次から次へと感染があるため

初めの半年、2歳ごろまではほとんど通園できないこともよくあります

主な特徴を簡単に説明すると

1 ライノウイルス:いわゆるカゼの約8割の原因、潜伏期2-3日、喘息の急性増悪の原因(6-7割)

2 エンテロウイルス:ヘルプアンギーナや手足口病など(コクサッキーウイルス、エンテロウイルス、エコーウイルスなど)

3 ヒトコロナウイルス:1~4型まであり、発症3-4日目にピーク、現在の新型コロナもいづれはこちらに分類(5型?)

4 パラインフルエンザウイルス:クループ症候群(喉頭気管支炎など)、咳強い、咳鼻汁は2-3日後から、

5 インフルエンザウイルス: A型、B型、ワクチンと治療薬のある数少ないウイルス

6 アデノウイルス:プール熱(咽頭結膜熱)が有名ですが、症状は多彩、扁桃炎、咽頭炎、胃腸炎、結膜炎など多彩な感染

7 RSウイルス:生後6か月未満で感染すると高率に細気管支炎、中耳炎など合併し重症化し入院となりやすい
2歳までにほぼ100%感染する
何度もかかることがある、成人や高齢者もかかることがある、
最近ワクチンが開発され実用化されている(高齢者と妊婦さんが対象、小児用はまだ無し)

8 ヒトメタニューモウイルス:RSウイルス感染と似てるがRSウイルス感染よりはやや軽いという印象
10歳までにほぼ100%感染する
何度も罹患し得る

1~8のウイルスでも、さらにタイプが分かれているので、、、、

軽く10種類以上のウイルス感染に乳幼児はかかるものと思ってください

さらに

嘔吐下痢症、胃腸炎症状を引き起こすウイルス感染はまた別に数種類あります

保育園入りたての場合、一通り洗礼をあびるのでほぼ毎週風邪症状、下痢症状がみられるのです

入園後6か月経過するまで~もしくは2歳すぎる、までは両親の頑張り時となります
  


Posted by tochan at 09:00発熱について
妊婦さんが接種して、生まれてくる赤ちゃんをRSウイルス感染から守るワクチンが今年から接種できるようになりました

赤ちゃんがRSウイルスから守られることで、めぐりめぐって祖父母のRS感染を防ぐことになります


RSウイルス感染は、生後6か月未満で感染すると急性の細気管支炎、肺炎、中耳炎を合併し入院することがよくあります

治療法は特効薬がなく、酸素や点滴、吸入吸引などの対症療法しかありませんでした

2歳までのほぼ100%の子供がかかる病気で、成人~高齢者もかかることがあります

いったん感染すると7~12日ほど症状が持続、中耳炎や細気管支炎、肺炎を合併することもあります

特効薬がないのですが、今年から妊婦さんにRSウイルスワクチンを接種してうまれてくる赤ちゃんの感染を予防できるようになりました

商品名 アブリスボ

発症予防効果は50% 重症化予防は80%~

妊娠24-36週の妊婦さんに接種します
(推奨は28-36週)

2週間ほどで妊婦さんの抗体上昇がみられます

接種は1回3万(税別)

クリニックでの接種、予約については受付まで電話にてお問い合わせください

費用は高いのですが、出産後に仕事に復帰する予定のある妊婦さんにはお勧めです

保育園入園後、毎年RSウイル感染は流行するので、罹患後10日は最低休園する必要があり

ほぼ毎日吸入吸引に通わなければなりません

生後6か月未満の場合、かなり高率で入院することになります

また、祖父母に預けることもリスクになります→高齢者もRSに罹患することが多い

費用VS効果はかなり高いワクチンです

小児科側からすると、RS陽性の赤ちゃんが入院しなくて済む!というのは画期的なワクチンとなります  


Posted by tochan at 18:02感染症
コロナ流行などのためもあり、TIDAブログ中断していましたが2024年7月再開いたします

7月時点で、コロナの再流行、マイコプラズマ肺炎の流行など昨年、一昨年とあまり変わらない状況です

ただ、一般の高齢者の救急だけでなく、小児の救急体制が沖縄で崩壊寸前という状況があらたに加わってきました

~コロナウイルス対策で流行がなかった感染症が一機にぶり返しています~

また、乳幼児~小児の不定愁訴も増えています(腹痛、頭痛、なんとなく調子悪い、起立性調節障害など)

アトピー性皮膚炎の治療薬(軟膏)なども、ステロイド以外の製品が相次いでいます

重症の場合の治療薬(内服、注射薬)も、使えるようになっているようです

このように、コロナ前と後でだいぶ様相が変わってきています

以前の記事もいまと変わらない部分もあるのですが、2年の期間をあけて今回再開していこうかと思います




  


Posted by tochan at 16:38お知らせ
事情により過去のブログ記事はかかりつけ医登録の方のみ閲覧となりました

パスワードは来院時か受付にお問い合わせください

過去記事は一般の外来でよく見られる疾患のことを記事にしています

現在の実情とことなる部分も多いのですが参考になることも多いです

しかし、あくまで参考程度にとどめておいてください  


Posted by tochan at 13:16
5月17日と24日(どちらも火曜日)は、保育園健診のため午前10時より休診となります
午後の予防接種と診療は通常通りとなっています
  


Posted by tochan at 09:18
現在沖縄での新型コロナ大流行~とくに小児~のため
外来がほとんど発熱外来状態となりました
~新型コロナの抗原検査やPCR検査など
そのためもあり、スタッフも発熱外来以外の対応が難しい状況となりました
そのため大変申し訳ありませんが、新規の海外渡航・留学・渡航に関する対応を休止することとなりました
(再開の目処はまだたっておりません)

  


Posted by tochan at 13:48
4月から継続している第7波の流行が、特に小児に多くなってきています

そのため、新型コロナの抗原検査やPCR検査を行うとかなり待ち時間を生じるようになりました

そこで当面の間状況に応じて診察〜検査結果判明後、一旦ご自宅へお帰りいただき

その後約90分後に会計と処方受け取りをお願いする場合があります

〜今のままだと2時間ほど駐車場で待機となってしまうため〜

お手数かけますが、ご理解の程よろしくお願いいたします  


Posted by tochan at 08:50お知らせ
通常小児科外来では、お子様に対し急な病気や体調不良、ぜんそく、アトピ性皮膚炎など慢性疾患の診療、管理また健診・健康相談、予防接種の接種歴などの案内や指導を行い必要に応じ連携した医療機関への紹介を診療時間内におこなっています
これは~すべての患者さんに共通~


登録するメリット
「小児かかりつけ医」としてクリニックに登録された場合には、上記に加え診療時間外(夜間・休日)にも
スマホを活用し対応出来るようになります
~診療時間内にはクリニックへの電話、診療時間外にはクリニック専用公式LINEや#8000(深夜帯)など~
対象は6歳未満のお子さんで4回以上の通院歴のあるかたとなります(要同意書)

予防接種に関する相談・在庫の確認なども、LINEなどの活用でメモする必要もありません
~電話だとお互い聞き逃しなどあり~


デメリットはとくにありません
窓口での負担は発生しませんが、登録できる医療機関は一か所のみとなります
他院への登録変更も自由です、ひとこと「かかりつけ医登録を解除希望です」とお申し出ください
他院を受診(救急病院、予防接種、乳児健診など)なされた場合には、その旨お教えください
~お薬手帳や母子手帳などもぜひ忘れずにお持ち下さい


登録希望の方は受付・スタッフまでお尋ねください
  


Posted by tochan at 08:35
現在クリニックのホームページが閲覧できない状態になってます

(おそらくHPのサーバーがある会社の障害)

JIMDOという会社(ドイツにある)のHP作成ツールなので、

今の社会状況と関連があるのかもしれません

WEB問診は大丈夫のようです  


Posted by tochan at 09:11
クリニックだけの印象でも、新型コロナウイルスの流行はピークを超えてる感じです
~抗原検査30%陽性→20%前後へ~

コロナの影に隠れてインフルエンザの事が忘れ去られてるのですが

那覇近郊拠点病院におけるインフルエンザ抗原検出状況をみると

先週A型が1件報告されていました



コロナの流行の最中によくインフルエンザA型を診断していると思います

昨年はインフルエンザの流行はおこりませんでした

2年目の今年、どうなるかはわかりませんがコロナの流行のために、インフルエンザワクチンの流行を経験していない生後6ヶ月から2才~のお子さんはワクチン接種を行い将来のためにも ”基礎的な免疫” をつけておくほうが良いと思います



  


Posted by tochan at 09:47インフルエンザ
発熱外来受診のタイミング~今の沖縄県~個人的な感想

1月5日からの感染爆発で約200件の検査で20%の陽性件数となってました

個人的な感想ですが、今の沖縄県で発熱外来受診を最小限(1回)で済ませるタイミングは以下のようだと考えてます

1 無症状のときに検査行ない、陰性(PCR、抗原)だったとしても油断しない~薬局などでの抗原検査、無料のPCR検査など

2 発熱外来受診し検査行う一番良いタイミング、1回の受診で済ませるには

発熱や咽頭痛などの症状出てから半日~1日たったころがベスト(持病・慢性疾患のない健康な人)

症状がないときに検査行って結果陰性の場合、発熱したらもう一度再検査・受診が必要になるため


ただし、慢性疾患(免疫疾患、血液疾患、心疾患、内分泌疾患などのある場合は48時間以上遅くならないほうが良い

(新型コロナウイルスへの治療薬内服のタイミング逃すため)

3 症状出てからの検査は、抗原検査も非常に有効

(症状出てから~9日目までならPCRと信頼度はほぼ同等)

しかも、
抗原検査:最短8分~20分で結果が出る
PCR検査:最短1時間~数日かかる
  


Posted by tochan at 10:34
沖縄県より、一般向けの案内 コロナかな?と思ったら

陽性者との接触あり、なし
症状あり、なし でそれぞれどうすれば良いのかフローチャートです

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コロナかな?と思ったら(沖縄県)PDF




  


Posted by tochan at 18:09
オミクロン株急拡大のため、受付・診察・処置に制限があります
2022年1月6日~

オミクロン株の急拡大のため下記のような制限があります

・受診は必ず予約(時間指定)が必要

・事前の問診行ってからの受診(WEB問診)

・処置(吸入、吸引)などの制限

・10才以上の風邪症状へのコロナ抗原検査はかかりつけの患者さんのみ

小児への新型コロナウイルス検査(抗原、PCR)について
新型コロナウイルスの抗原検査・PCR検査は

当院に定期的に通院中・かかりつけとしているお子様とご両親に限っております(症状のある方)



(小児の)発熱外来 ~ 診療・検査医療機関

検査の対象は、小学生以上の発熱・乳幼児の発熱でかつ周囲に感染の疑いのある成人がいた場合など

症状のない場合には保険診療とはなりません

抗原検査は15-20分程度で結果判明、PCR検査は院内で1時間程度で結果判明します



(参考)自費での検査希望のかたはこちら→【沖縄県】PCR希望者検査の申込方法等について

 当院では発熱のある成人の方への検査は行っておりません

(県コールセンター098-866-2129にお問い合わせください)   


Posted by tochan at 08:48
BCGワクチンの定価が3000円から5000円に値上げされます(2022年4月~)

そのため医療機関からの注文が殺到しているようです

生産はそのまま継続されるのですが、流通が一時的に偏るかもしれません

~しばらく予約が取りづらい状態になるかも

製品自体には問題ないので予約が取りづらくても慌てずに対応してください  


Posted by tochan at 13:47
2021年11月2日よりTdapの取り扱いは中止となりました

HAVRIX1440の取り扱いも事情により12月29日をもって中止となります
  


Posted by tochan at 10:15お知らせ
12月より日本脳炎ワクチンの供給が再開される案内がありました

これまでは、日本脳炎ワクチン接種が2回目までの方優先に予約していましたが、

今後は3回目以降の追加接種が可能になります

来年初め(3月)までは希望者が多いため予約が取りづらいかもしれません

追加)

クリニックにある程度在庫を確保してあるため1-2月まで通常通りの対応が可能となっています

~今の季節は日本脳炎ワクチンを急ぐ必要はありません、インフルエンザワクチンの接種を優先してください~





  


Posted by tochan at 13:10予防接種(定期)
~最近、インフルエンザワクチンの流通が少し改善しているようです~

12月10日(金曜日)以降にインフルエンザワクチンが追加で納品可能になりましたが、納品本数が少ないため
予約は小児とその両親のみとさせて頂いてます
電話098-858-1202 (水土午後、日祝祭日は休診)  


Posted by tochan at 12:12
4種混合(DPT-IPV、ジフテリア、百日せき、破傷風+不活化ポリオ)ワクチンを接種していても百日せきに罹ることがあります

ただ、全くワクチンを接種していない場合に比べ症状が軽いことも多く感染初期には見逃してしまうこともあります

典型的な症状であれば、診断は比較的早期に診断できるのですが、

年長児でしっかり4種混合を接種している場合、しかも症状が軽い場合だと診断が遅れることもありえます

年長児(ワクチン済)の百日せきを疑う場合は、

1 長期の咳込みがある(2週間以上)

2 嘔吐するくらいの咳込みがあった

3 (長引く咳の場合)常に百日せき(ワクチン接種で軽症化してる)を考えておくこと

4 周囲の感染状況、、、などを油断せず考えておくことくらいでしょうか

最近は、百日せきの迅速診断キットも普及しています

リボテスト百日せきだと一般の外来でも診断が容易になりました

クリニックでも時々もちいており重宝しています

百日せきのLAMP法が良いのですが、まだ一般の外来では検査できません

スマートジーンで検査できるキットが開発中とのことですが、コロナの影響でまだ発売は先のようです



  


Posted by tochan at 12:14新しい予防接種日々雑感