てぃーだブログ › ファミリークリニック小禄 公式ブログ › 乳児の鼻水 › 日々雑感 › ホームケア › 2歳未満 咳や鼻汁を止める薬は要注意~痰・鼻汁が溜まってるのに出せないので苦しい16.06.13


最近、ウイルス性の気管支炎 RSウイルスによる細気管支炎などが流行しています

病気の初期には発熱のみ、解熱後喘鳴、、、というケースも有ります

発熱+咳こみといった場合、咳止めの薬剤をつかうこともありますが、

とくに0~2歳未満では注意が必要です



聴診で、胸に痰が溜まっているのに咳止めを使って無理に咳を止めると

当然痰が出しにくくなります


ときおり、咳止めを内服している乳児で

「咳込みはありますか?」と聞いても

「いえ、咳はありません、痰ゴロゴロしています」という場合があります

聴診してみると、

かなりの喘鳴と痰絡みの音が、、、

こんなに痰がたまっているのに、無理やり咳を止められては逆に悪化しやすくなります

最悪、痰づまり~時に無気肺も!


咳を止める薬剤を使うことはありますが、

なるべく短期間、病初期、痰絡みのゼロゼロがない場合など

自分でしっかり鼻がかめる2才~を目処に使うことはあります

(鼻がかめるならある程度痰もだせるだろうという目安)

あくまで対症療法、症状を和らげる程度



2歳未満、自分で鼻もかめない場合に

咳止め+鼻水を止める薬剤を使うことは

あまり良いことではありません

~痰が絡んでるのに咳をしない、鼻がたまってるのに出せないで苦しい~


保育園から「咳止め/鼻水止める薬で治療してもらってください」と言われるかもしれませんが

とくに0~2才未満の場合には注意する必要があります



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